店長日記

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先天性か後天性か
今日はいろいろな試飲を行い、勉強の一日でした。
これまで日本市場で日の目をみない、または見られにくい土地のワインを探しに行きました。
そこで新しい土地のワインはいつも意図したワインが毎度毎度見つかるわけではなくその道はなかなか険しいものです。しかしながらそういうワインが見つかると心躍るものがあります。
今日はたまたまアルザスワインの試飲を行った後、スペインワインの試飲を行ったのですが、そこのラインアップにアルバリーニョがありました。アルバリーニョはその起源の一つとして12世紀にサンチアゴデコンポステーラに続くエルカミーノを行くドイツ人の修道士がリースリングを持ち込んだと言われます。
しかし、アルバリーニョをいつも試飲して思うのはリースリングの原型が残っているのか?!それよりもシルヴァネールやピノブランの味わいに近いような気がしてならない。アルザスやドイツの土壌と、ガリシアの土壌のそれは異なるものですが、土地や天候の質、生産者の意図で後天的に味わいが変わってしまったとすれば、興味深い品種だと思います。スペインのガリシア地方は同じスペインやポルトガルとは異なる環境、文化を感じる土地であります。曇りや雨の日が多く、陰鬱になりがちな土地でありますが、このワインの味わいは爽やかで豊かな果実味や香りがこの土地とは対照的に笑顔を見せてくれます。
アルザスワインもよくリースリングやゲヴュルツトラミナーが注目されますが、日本ではまだ地味なシルヴァネール、ピノブラン、ミュスカ、ピノグリなどの品種も個性があって面白いアイテムがありました。
これから暖かくなる春にはアルザスワインやスペインのアルバリーニョがどんどん入荷してきます。
ぜひお試しください。宜しくお願い致します。


Aqua Vitae
河合
http://aquavitae.ocnk.net
春が来た・リオハアラヴェサから
2017年03月17日 第二百八十一回配信
スペイン北部、バスクなどではではカンタブリア海を受ける地域は寒くて雨が多いのです。
ワイン銘醸地、リオハでいうとエブロ川左岸にあるアラヴェサは標高が700mとリオハの中では最も高いのですがこちらは左岸ということもあり大西洋の影響というより地中海の影響を受ける地域です。土壌の影響もあり、リオハの他の地域よりは酸が穏やかで厚みのある果実味が楽しめるワインが多いと言えます。
このリオハの中でもアルタ地区などよりは地味なエリアに近年若い生産者がどんどん畑を広げています。バスク州政府のバックアップなどもあり最近は日本にもこのエリアのワインが増えてきています。今回紹介するティエラという生産者はこのアラヴェサ地区でも最も古いエリア、ラバスティダ村で数世紀にわたりワインを造り続けてきた生産者です。
現在はカルロス・ロドリゴのフェルナンデス兄弟がワインを造っています。
テンプラニーリョ100%の典型的なスタイルですがその名もエル プリマヴェラ。
ラベルも春らしいデザインで味もチャーミングな果実味です。
まさに暖かくなるこの時期に春野菜や肉料理などに合わせて試して頂きたいアイテムです。
生産者の名前は「ティエラ」、文字通り、この地の味わいを感じてみてください。
http://aquavitae.ocnk.net/product/397
宜しくお願い致します。


Aqua Vitae
河合
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【Aqua Vitae】48時間
2017年03月13日 第二百八十回配信
ワインを試すときにコルクを開けてしまうとなるべく早く飲み切ってしまわなければならない、酸化が進んですっぱくなってしまう、というイメージがあるかたもおおいのではないでしょうか。筆者はワインの味わいの経過についても検証しています。
今回試したのはフランス、コートデュローヌ カーヴドタン クローズエルミタージュ ルージュ クラシック http://aquavitae.ocnk.net/product/256、

USA オレゴンのジ アイリーヴィンヤーズ オレゴン ピノグリ 
http://aquavitae.ocnk.net/product/561 です。
これらのワインは抜栓直後、赤のクローズエルミタージュは凝縮したフルーツにはじまり、しっかりしたタンニンが現れました。ステーキなどのしっかりした味わいの肉が合いそうです。白のピノグリは穏やかなアプリコットと酸の骨格が印象的でした。それほど果実の甘さは気になりません。初日は両ワインともに最初の印象は悪くないものの、アフターののびやかさがほしいなという感想でした。
翌日48時間後、再び同じワインを試してみました。
赤のクローズエルミタージュはタンニンの味わいは飛び、きれいなチェリーの味わいが残りました。白のピノグリは白桃の味わいがアフターにきれいに残る味わいになりました。
試飲会やお店で抜栓して試したのではこれは体験できません。
銘醸地と言われる土地で造られたワインには様々な表情を持っているものだと改めて感じさせられました。これからも丁寧にワインを検証していこうと思いました。
こんな検証もまた機会があるたびにご紹介していきます。
宜しくお願い致します。


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地中海の交差点
3月15日にワイン会を行うにあたってワインを選びました。
ハム料理とワインを合わせる、をテーマに考えました。一見普通のお題のように思えますがよく考えてみるとハムとワインというのはすごく繊細な組み合わせだと気が付きました。
ハムは焼いた肉や生肉と違って、塩気を感じます。今回のハムを試食させていただきましたが保存食というイメージではなくフレッシュでしっとりとした、とても上質な肉だと感じました。
だとすると普通の赤ワインでは合わないかもしれないということが頭をよぎりました。
色々と考えてやはり生ハムを食べるイメージ、ハムとメロンやイチジクなどのフルーツを合わせるようなパターンがいいかと思いました。
そこで選んだのはシチリアとカリフォルニアのワイン。
シチリアは西部トラーパニ県のアルカモという場所。これはシチリア西部の主要都市、パレルモとトラーパニのちょうど中間地帯の山中にあるアルカモという土地。ここは以前、白ワインの生産地として有名でしたが近年は若い生産者がナチュラルワインを造っています。
その中で選んだのは白のカタラットと赤のシラー。
カタラットは昔からシチリアで親しまれていたぶどう品種。赤のシラーは歴史をたどり、この地を支配したギリシャ人、カルタゴ人、アフリカのイスラム勢力などがこの地で食したと思われる食事に合うワインとしてシラーを選びました。
もう一本のカリフォルニアのワインですが、このハムの生産会社がアメリカのブランドなのでアメリカのワインをということで凝縮した赤果実のワインならジンファンデルだろうとイメージしました。
食事に合わせるのでただ凝縮していただけではだめで樹齢もある程度あり、こなれた味わいで食事の寄り添うアイテムでなければならないと思いました。
ここの樹は最古のもので1902年でしたが、2000年、その100年古樹はウィルスに侵され、遂にその寿命を迎えてしまい、ワイナリーが満足行く果実を実らすこと事が出来なくなりました。2004年にスペンカーは全面的に畑を植え替えました。新しい台木に古い穂木を接木をしました。ワインとしても'04年から'06年ヴィンテージは存在せず、'07年ヴィンテージより新しい葡萄樹から造られたスペンカーがリリースされました。畑は化学肥料や除草剤を使わないグリーン・ワイナリーに認定(ロダイ自治政府公認)されています。
ただ、新しくリリースされたジンファンデルはまだ以前のスタイルに戻ったと言えない味わいでしたがようやくロダイ特有の土っぽいニュアンスとスペンカーらしいプルーンのようなベリーと気品のある酸はよみがえりました。ここで皆様に個の味わいを知って頂くチャンスだとおもいリリースに踏み切ったわけです。
こういったストーリーを経て皆様に試して頂くことは新しい出会いだと思っています。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/20
http://aquavitae.ocnk.net/product/559
上記の商品についてお問い合わせ、ご購入のご希望がございましたらお問い合わせお待ちしております。
宜しくお願い致します。


Aqua Vitae
河合
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【Aqua Vitae】3月15日水曜日19時ハム料理&ワイン試食会開催のご案内
いつも当店のご愛顧ありがとうございます。
この度は弊社のビジネスパートナー、ハニーベイクドハム様で自慢のハム料理のコースお披露目を行います。そこで弊社のワインを併せてペアリングを楽しんでいただく会を開催することになりました。
当日は料理のご案内、ワインの紹介など当店の河合がディナーを楽しめるようお手伝いをさせて頂きます。
お時間がございましたら奮ってご参加ください。
ぜひよろしくお願いいたします。




2017年3月15日(水)ハム料理&ワインの試食&試飲会

いつもお世話になっております。
この度はビジネスパートナーでありますハニーベイクドハム様でハム料理のコースに合わせて、弊社おすすめワインとのペアリングを楽しんでいただく会を企画いたしました。
公私にわたりご多忙中とは存じますが、しばし日々の雑事を忘れ、楽しいひと時を過ごしましょう。
 各自日程をご確認の上、ふるってご参加くださいますようご案内申し上げます。
参加ご希望の方はお名前、参加人数をご返信いただけますようよろしくお願い申し上げます。
ご参加の受付は食材の用意などの都合で3月10日金曜日を締め切りとさせて頂きます。



日時:3月15日(水)19:00〜
場所:ハニーベイクドハム 東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町 1F 03-6450-1869
http://www.honeybaked.co.jp/ 
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13185360/dtlrvwlst

参加費用:3000円
コース内容 
料理
野菜のハムロール、BIGサラダ、PIZZA、ハムボーンのガーリックハーブ焼き
ワイン
カヴァス エル チャンフラ クロ ラ ソレヤ ブリュット(泡)
ロンガリコ ノストラーレ ビアンコ(白)
アルド ヴィオラ グアリーニ コチネッラ(赤)
スペンカー ジンファンデル エステート(赤)

以上
よろしくお願いいたします。


     



お問い合わせは Aqua Vitae 河合まで
090-7731-1509 aquavitae@xpost.plala.or.jp
南アフリカ シャノン プレスカンファレンス
先日、南アフリカのエルギンでワイン造りを行っているシャノンからスチュアート ダウンズ氏が来日。
ワインプロモーションのプレスカンファレンスを行いました。
開催者のご厚意により、筆者も参加することができました。
和食とワインを合わせるスタイルのディナー形式でプレゼンテーションを行いました。

ワインのリストアップは
サンクチュアリーピーク ソーヴィニョンブラン 2013 ¥1870
エルギン セミヨン 2013 ¥3230
ロックヴューリッジ ピノノワール 2013 ¥3830
マウント バレット メルロ 2011 ¥5100
マウント バレット メルロ 2008 参考商品

ソーヴィニョンブランはソーヴィニョンブラン85%にセミヨン15%のブレンドで、前ヴィンテージはトロピカルフルーツやバナナの香りのレイヤーが支配していたのですが今回のヴィンテージは穏やかな酸と旧世界のようなソーヴィニョンブランでハーブのような爽やかな香りが特徴でした。和の野菜に良く合いました。

セミヨンはオーストラリアNSW州にある銘醸地ハンターヴァレーから苗木を持ち込んだとのことで、他の地域の同品種よりもかなり厚みのある果実感でした。お刺身などの魚料理との相性の良さを見せました。

ロックヴューリッジ ピノノワールは透明感のある色調ながら果実の骨格がしっかりした印象。ブルゴーニュのボーヌプルミエクリュを思わせる。このコストパフォーマンスは素晴らしい。

マウント バレットはこの生産者が創設されてから最初に育てた品種だけあって、樹齢も上がってきて、こなれた印象。凝縮したプラムだが酸とのバランスがよく飲み疲れない。肉料理との相性もよく、日本人の味覚にもマッチしている印象でした。

2008年のほうもマグナムでのサービスでしたが、色調、味わいともに活き活きしていてヴィンテージを感じさせないパワーを感じました。

お父さんはリンゴ農家で、息子をはじめとした若いスタッフが日々試行錯誤を行い、良いワインを造っていこうという気概を感じる真面目な生産者でした。エルギンでのぶどう造りの進化はまだまだこれからだというイメージでしたが、今日の出会いはそのポテンシャルを感じさせる一日となりました。

上記の商品についてお問い合わせ、ご購入のご希望がございましたらお問い合わせお待ちしております。



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コルシカ島、人の性格がワインを造る
パリはめちゃくちゃ寒いみたいなので最南端のコルシカ島のお話です。
コルシカ島はいまはフランス領ですがイタリア、イスラムの影響を受けていて、そこに住む人はフランス人ではないようだと言われています。実際秘密主義、孤高主義と言われる人が多かったと言われていてコミュニケーションがとりづらい人が多いようです。言葉もコルシカ語という別の言葉を85%以上の人が普段から話しているそうです。もちろんフランス語も話せますから観光客相手はフランス語です。
こんなコルシカ民族主義をパロディにしたジャン・レノが主演している映画、コルシカン・ファイル(
L' Enquete Corse)を見るとそのキャラクターが良く描かれています。
実際にそんな孤高の人たちが自家用のワイン造りをしていたころはよかったのですが商業用のワインを造るのには大変な苦労があったようです。アフリカからの引揚者ラバトリエ、ピエノワールなど差別もあり、協同組合を組織するのにとても時間がかかりました。
近年は沿海部の湿度の高い場所だけではなく、高地の冷涼な畑で地元の品種、ニエルッチュ、シャカレッロ、ヴェルマンチヌだけではなく外来種とのブレンドで造られるようになり、ようやくお手頃価格でよいワインが入荷します。人々はちょっとフランス人とは違うキャラクターですがワインもちょっと違うキャラクターが楽しめます。これからいろいろと紹介していきます。ぜひ、お試しください。宜しくお願い致します。
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フランス新着 2億年前の土壌の上のぶどう
パリは雪が降り、寒い一日です。

エレガントで魅力ある白ワインと言えばフランスではブルゴーニュですが、高価格でなかなか普段から飲むわけにはいかないという方も多いと思います。
そんなブルゴーニュワインのなかでもお買い得なアイテムと言えるのが今回ご紹介する、

デ ジェルボー プイィフュッセ ヴィエイユ ヴィーニュ ド ソリュトレ 2014

このワインはブルゴーニュ南部のマコネーでプイィフュッセという地区で造られていますが、ここの村の象徴は標高500mの岩山です。この岩山は2億年前から存在していたと言われています。石灰岩の岩盤の上にソリュトレとヴェルジソンの丘がせり出しています。これはウミユリなどのサンゴの化石が浸食を食い止め、そのまま岩山が残る形になりました。
この古い土壌で造られるぶどうも当然、この土壌の影響を受けており、南部の太陽をしっかり浴びているのでミネラル、アーモンド、ヘーゼルナッツ、柑橘類、白い花がリッチに感じられます。

シルヴァン ロワショ ラドワ ブラン ボワ ド グレション 2012

このワインはブルゴーニュ北部のラドワ村で造られていますが、この畑の位置する場所はコルトンの丘と言われる位置にあります。アロース コルトン、ペルナン ヴェルジュレス、ラドワ セリニの三つの村にまたがり、白ワインの最高峰と言われるコルトン シャルルマーニュが造られている畑があります。
コルトンの麓の小さな範囲に広がるラドワの東南東向きの斜面上部にあり、条件の良い畑から造られるワインです。このシルヴァン ロワショ家はコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ、クロ・ド・ヴージョ、ラドワ・ブランを2005年から祖父母の畑を引き継いでいます。この畑で有機栽培を実践しています。
柔らかなフローラル、柑橘、アプリコットなどの果実、ミネラルがバランスよく存在しています。

ガストン シケ ブリュット トラディシオン

1746年にブドウを植え始めてから8代続く名門のメゾンです。
畑はディジー、マルイュ・シュール・アイ、そしてドン・ペリニョンの故郷でありシャンパーニュの起源の地であるオーヴィレールにあります。植樹比はシャルドネ40%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール20%。
黒葡萄からにごりのない白いジュースを取り出すことができ、またスムースな口当たりと香り高いフレーヴァーを実現しています。

ぜひ、お試しください。宜しくお願い致します。
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濃いやつ下さい。(変わりつつある嗜好と味わい。)
スペインワインのスペシャリストとお話をする機会がありました。
その話の中でお客様にスペインワインをお勧めするときにお客様がメルロやシラーが飲みたいのですと言われるという話を聞きました。
ではそのお客様の意図はどういうものでしょうか。
早熟なメルロはしっかり凝縮感を感じます、シラーはスパイシーで密度の濃い果実があります。
メルロやシラーなどの指定したぶどう品種のワインを意図的に飲みたいお客様もいると思いますが、多くのお客様は昔飲んだ凝縮感のあるおいしいワインというイメージでそうおっしゃっている場合もあります。
それであればほかの品種でも同じイメージを感じられるぶどう品種のワインをおすすめするのでもいいと思いますし、スペインワインであればテンプラニーリョは文字通りスペイン語のtemprano 、早生の、早熟なという意味がありますので試して頂く選択肢もありかなと思いました。
いずれにしてもお客様とのコミュニケーションが大事だと思います。しかし、おすすめする側はお客様に気づきを与えてあげることで喜んでいただくことも必要なことですね。

あとは昔、たとえば90年代に飲んだ記憶に残るワインがいまでも同じワイナリーから提供されているワインが同じ味わいかといえばそうでもありません。
ヴィンテージごとの天候による変化もあれば、醸造技術、ワイナリー設備の変化、造る人が変わる、その世代の嗜好などの理由で味わいが変わっています。
以前、お父さんの考えるイメージでブレンドされていたワインが代替わりで息子が引き継ぎ、全く違う志向のブレンドで味わいが変わってしまうことも良くあります。
最近のケースでは新興の経済大国から大量買い付けが入ってくることがあります。
その時に伝統の味わいを残したいため大量出荷を控えて熟成させることを重視するお父さんと経営的になるべく早く現金化したい息子の対立の話もよく聞かれる話です。

一方、若くしてワイン造りを志す人たちは畑も購入できないヨーロッパをすてて新世界に乗り込み、旧世界の味わいを実現し、なおかつ価格も購入しやすい価格設定で世界に売り込む人たちもいます。
そういった理由で、世界中のワインの味わいは常に変化しているのです。
そういった情報をなるべく多くとらえてお客様に提供していきたいと考えております。

フランスやイタリアと違って今のスペインの位置づけは英仏戦争以来イギリスに提供してきた伝統ある味わいのスタイルを残している割には購入しやすい価格設定も残していると言えるでしょう。

そういった意味合いでテンプラニーリョの原産地であるリオハは注目の生産地でおすすめのワインがあります。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/62

ぜひ、お試しください。宜しくお願い致します。

名前は変われどもテンプラニーリョ
世界にはぶどう品種がたくさんありますがクローン、遺伝子レベル的には同じものでも国や地方によってその名前が変わります。
スペインにはその国を代表する品種、テンプラニーリョ、テンプラニージョと呼ばれるぶどうがあります。
フェニキア人がイベリア半島にいたころから栽培されております。
スペイン人のコンキスタドールが世界を席巻しているころには世界各地に広がったため、オーストラリアや南アフリカなど新世界でも作られるようになり、各地で天候や民族の嗜好により特徴ある味わいのワインが作られるようになりました。それにつれて名前も変わります。
ポルトガルではティント・ロリス、アラゴネス、スペイン国内でも西部のカスティーリャ イ レオンではティンタ デル パイス、エストレマドゥーラではティンタ デ トロ、カタルーニャではウイ ダ リャブラ、マドリーではティンタ デ マドリー、そのほかセンシベル、ティント・フィノと呼ばれています。

カタルーニャのウイ ダ リャブラはカタルーニャ語で「うさぎの目」という意味でぶどうの実がそう見えるようでついた名前が面白いですね。ちなみにバスク地方にはオイラルベギ「鶏の目」というぶどうもあります。

先日のある試飲会でも見かけましたが、カタルーニャのフランスサイドのランドドックエリアでも最近テンプラニーリョを使ったワインが多くみられるようになりました。
今回ご紹介するワインはスペインのカスティーリャ イ レオンの主要都市、バジャドリー北部にあるシガレスという小さな生産地です。ここではティンタ デル パイスと呼ばれています。
このシガレスはテンプラニーリョの優良産地、リベラデルデュエロと白ワインの優良産地のルエダの間に位置する地味な産地ですがローマ時代からぶどうが造られていて、今回紹介するボデガス イリアルトも1750年に存在していたカーヴの上にボデガが造られています。樹齢も25年~85年と古い樹がたくさん残っています。
スペイン人自身、ここ10年前くらいまではあまり古い樹に価値を見出して商業アピールする人がいなかったのでこういうワインでもデイリーに飲めるワインがたくさん残っているのです。
そういうまだ商業化の波が来てないと言えるワインを試して見てください。
ボデガス イリアルト ロブレ
ボデガス イリアルト クリアンサ
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/104

宜しくお願い致します。
トカイワインの可能性
2017年01月23日 第二百七十一回配信
冬は暖かい食べ物か甘めの食べ物を食べるとホッとします。
世界三大貴腐ワインの生産地の一つ、ハンガリーのトカイでは近年甘口ワインだけでなく辛口のスティルワインが多く生産されるようになりました。
ここで造られる主要品種はフルミントというぶどうですがこちらは貴腐ワインも普通のワインもこの葡萄が使われます。
ここの生産者、シャトーデレスラを試飲しました。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/90
フルミント種主体でシャルガムシュコタイ種を加えたブレンドで造られたワインですが、ドライ、セミドライともにドライな味わいの中に凝縮した果実を感じます。
これはブレンドの際に貴腐のついたものかレイトハーベストのぶどうが入っているなと感じさせられます。
トカイワインの銘柄のなかにトカイ・サモロドニという甘口と辛口のブレンドワインがあります。
アスーという貴腐ワインが、貴腐ブドウと貴腐化していないブドウをそれぞれ別々に一次発酵させてからブレンドして作られるのに対して、貴腐ブドウとそうでないブドウとを選別しないでそのまま作ったワインです。
このサモロドニというワインに近いドライワインという感じですね。
夜に晩酌しているとホッとする味わいでした。とはいえ酸もしっかりしているのでごはんの味わいを邪魔することなく寄り添います。
価格もお手頃でこの冬もお勧めの白でお買い得と言えます。
ぜひお試しください。宜しくお願い致します。

Aqua Vitae
河合
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寒い時は暖かい場所へ
最近寒いですね。外に出たくなくなります。そんなときは暖かい場所のことをイメージできるものがいいですね。
フランスにもそんな場所があるのです。地中海沿い、スペインとの国境近くにある、カタルーニャの町、バニュルス シュル メール、直訳すると「海のバニュルス」という名前なのです。
文字通り、この町は小さいのですがちいさな入江がいくつもつらなる宝石箱のような町です。
また、20世紀初頭、光と色彩にあふれたこの町にやってきたマティスやドランは、原色に近い色を大胆な筆遣いで描いた作品を発表しました。「まるで野獣(フォーヴ)のようだ」と批判されたことから、「フォーヴィズム(野獣派)」が誕生しました。そしてこの田舎町に画家が集まるようになりました。
ワインもそんな生命力の感じるワインが造られています。
http://aquavitae.ocnk.net/product/489
http://aquavitae.ocnk.net/product/488
実際このあたりの土地はフランスの中でも年間日照時間が最大の土地で冬でもまあまあ暖かい場所です。
ちなみに2番目は北部のアルザスなのです。これもまたにわかには信じられない気がしますが、実際に行くと暑いですよ。
パリの人々がリタイアしたら暖かいこの土地に逃げてきてセカンドライフを過ごすのです。
私も2年ほどこのあたりでおせわになりましたが、寒い日になるとこの地の暖かい日を思い出します。
今回紹介した生産者ピック ジョアンはワイナリーだけではなく、美味しい料理を振舞ってくれるレストランも評判です。海を見ながら食べる食事は幸せを感じますね。
そんなことを考えながらここのワインを試して見てください。

変わらない味が安心させてくれます。
ワインビジネスを始めたころ、出会ったワインがあります。南アフリカのワインでした。当時の南アフリカワインは完熟しすぎてピーマン香がつよく、凝縮感がありすぎて、重いワインがおおかったようなイメージでした。
その一本のワインは南アフリカのステレンボッシュの南にある海の近く、ウォーカーベイのエルギンヴァレーという場所で造られたワインでした。
その場所は緑豊かな丘陵地帯にあり、果樹園、ワイナリー、オリーブ畑があります。海からの冷たい空気の影響でりんごや梨の産地として有名でした。ワイナリーもピノノワール、リースリング、シャルドネなど比較的冷涼地で造られたワインが多いのです。
そんな中で2000年から品種、土地の特性を調査してワイン造りをスタートしたこの生産者が最初にリリースしたのはメルロ種。
こんな冷涼地なのにメルロか、と思って試飲したのです。当時は樹が若いせいか、フレッシュなメルロのイメージでしたが旧来の南アフリカワインのイメージを大きく覆すものでした。
その時に筆者は「もう少し時間が経てばきっといいワインになりますね」と感想を行ったと思います。
あれから10数年たって試飲してみるとやはり味の層がゆたかになり、なめらかさ、果実の味が深いものになっていました。100%メルロのワインだと聞くと驚きがあると思います。

同時に試飲したピノノワールはやはりまだ若さが感じられる味でしたが、これもポテンシャルを感じさせる味でしたので数年後を期待したいと思います。
土地のブランドを越える人の力を感じさせる味わいを試して見てください。
http://aquavitae.ocnk.net/product/532
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玉石混交 ブルゴーニュ ルージュ
お客様におすすめのピノノワールは何ですか?と聞かれることがあります。
おいしいのはたくさんあるのですが、ブルゴーニュワインはなかなか簡単に手の届くワインでもありません。
そんな中で、ブルゴーニュ ルージュとラベルに記載されたワインがあります。
このカテゴリのワインはブルゴーニュエリアの中で造られたぶどうの村の場所、畑が不特定であることで、村や畑の個性、パワーを発揮できない分、価格設定も手頃になっていて、気軽に飲まれています。
生産者の個性が出るワインと言えるでしょう。
ただ、場所が不特定で価値が安くなる一方で、特別な事情で偉大な畑で造られたぶどうが使われている可能性があります。
例えば、生産者が普段、村名、畑名を記載するグランクリュなどのワインに使われるぶどうの出来が意に沿わない場合、ブルゴーニュ ルージュというワインに混ぜられている場合があります。
生産者とその周りの人たちでひそかに決められる面白いストーリーがあるのです。
そのほか、契約農家さんたちとのやり取りもあります。どの畑のどの部分からいいぶどうを売ってもらうか、など人と人のやり取りがその年の味わいを決めることもあります。
そういう、ストーリーが裏にあるワインを楽しんでみませんか?!

Aqua Vitae
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US新着 アメリカ人とは?!
ヨーロッパに比べてアメリカ大陸のワインが比較的少ないようですが決して、毛嫌いしているわけではありません。
アメリカ人という国籍は持つものの先祖に移民の歴史を持つ人たちは、自国の文化を新大陸に持ち込みました。
そして、同じ故郷の人たちとコミュニティを作り、古き良き故郷の文化を保持していったのです。
そして、アメリカに所属しながらも先祖代々の文化を残しているエリアはたくさんあり、場所によっては現代のヨーロッパより、古きヨーロッパらしさが残る場所もたくさんあるのです。

今回ご紹介するオレゴンのワインですが、造っている人はイタリア人からの移民の方です。
オーナーのルディ・マルケージ氏は、もともとアメリカ東部でモンティノレ・ワインを販売するブローカーでしたが、1998年同エステートのコンサルタントに就任。モンティノレの可能性を確信していたマルケージ氏は、量から質への転換のために様々な改革を実施してきました。
。葡萄畑の生態系や環境に配慮した自然農法、ビオディナミック農法に早くから取り組み、2008年ヴィンテージよりドイツのオーガニック認証機関であるデメターの認定を受けています。
自然農法に取り組んでるからと言って、おいしいのか、自分に合っているワインなのかは次のレベルの話にはなりますがこのマルケージ氏の情熱、ワインへの取り組みは注目です。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/128
よろしくお願いいたします。
ハンガリー新着 日本人とハンガリー人の共通点
ハンガリーは「ヨーロッパに投げられたアジアの石」といわれることがあります。
根拠のほどはみなさんに調べていただくとして、日本人とハンガリーのマジャル人には共通点があるようです。
このマジャル人はアジア人の持つモンゴロイドの遺伝子を持つと言われています。ウラル山脈を越えてきたアジアの民族が起源のようですが途中、様々な混血の繰り返しにより、見た目ではアジア系とはわからなくなっていますね。赤ちゃんには蒙古斑があると言われていますし、青い目や金髪の方もいらっしゃいますね。
名前も日本人と同じ、姓>名で呼ばれます。
手紙を書くときも氏名、国名、市名、町名、番地、部屋番で書くので日本と同じですね。
マジャル語も膠着語ですから宗教の関係上、アルファベットを使っていてもアジアの言葉に近いかもしれません。
そのほか、風呂好きや真面目な感覚が日本人に近いなと感じさせるところがあり、嗜好も近い部分があるかもしれません。
そんな、ハンガリー北西部のトカイのシャトーデレスラからお買い得な白ワインが入荷しました。http://aquavitae.ocnk.net/product-list/90
シャトーデレスラの歴史は古く、最初に記録に登場するのは15世紀初頭。ハンガリー国王ジグモンドへ、農民から税金として納められたワインリストにその名が記されています。15世紀半ばワイナリーは国王の所有となり、その後オーストリア帝国のハプスブルク家に所有権が移ります。その後は19世紀の独立戦争まで、何度かハンガリーの上級貴族の手を経ることとなりました。その後、パイパー・エドシックを率いた名門ドラン家のプロジェクトとしてこのワインが復活することになります。
トカイは貴腐ワインで有名ですが、デイリーな価格と味わいの白ワインも併せてリリース。
テロワールを表現し、貴腐ワインに使われていた地元品種、フルミント種、シャルガ ムシュコタイ種を使って爽やかな味わい、ほんのり甘い優しい味わいの2パターンのアイテムを造りました。
遠い国ですがどこか同じ感覚、同じ遺伝子を持つ人たちが造るワインの味わいを共有してみませんか。
よろしくお願いいたします。
すきまを探す
いろいろなワインを試飲しております。最近はオーガニック、自然派など体に負担のないワインを探す人が増えました。自然派イコールおいしいというわけではありません。自然派のカテゴリの中でも、おすすめできるワインを探していきます。
今回はイタリア、ヴェネト州のワインです。ヴェネトというとお手軽なワインのイメージがありますが、最近はオーガニックや無農薬でぶどう造りを行う若い生産者が増えてきました。
価格が高騰するイタリアワインの中でこのあたりに玉石混交、いいアイテムが見つかります。
今回おすすめするのはフィリッポ ガンバ氏が造る、「アッラ コスティエーラ」というアイテムです。
この名前は「海岸で」という意味ですが、文字通り畑から海を見下ろす太陽がさんさんとあたる場所でワイン造りを行っているというニュアンスです。
わずか7ヘクタールの小さな畑で無農薬のワイン造りを行っている方です。
白はタイビアンコ、いわゆるフリウラーノという品種を使っています。この葡萄はフリウリ ヴェネツィア ジュリア州の品種ですが、この畑のあるパドヴァ郊外のVo Eugeneo にある畑の光景を見ると古い石造りの建物はまさにヴェネツィア風です。
味わいは金色でおだやかな味わい、花の香りや乾草のような香り、ドライなアンズなども感じます。体への自然な吸収が自然なつくりを感じさせます。
赤はカルメネーレ。ヴェネト州のカルメネーレ造りは歴史が古いのですが、混植されていたせいか、メルロやほかの品種に勘違いされていた時期もありました。近年はその価値も見直されています。カルメネーレといえばチリ産のワインが有名ですが、チリの凝縮感はなく自然なぶどう、ミネラル感も感じる複雑な味わい。
個人の感想では早めの抜栓をおすすめします。二日目あたりからそのミネラル感も柔らかくなり、ドライな果実がでてきて、肉の脂との相性も良くなると思いました。現地の料理ではラビオリとの相性も良さそうです。

本家、フリウリのワインは高額なアイテムが多いですが、ちょっとメジャーな生産地から離れると意外といい生産者がいいワインを造っていることが多いのです。ヴェネトのパドヴァは日本では地味な生産地ですが注目の場所です。是非お試しください。よろしくお願いいたします。
言いにくいけどうまいんです。
シチリアやサルディニアはイタリアとは言えど、島ですので本土の文化や言葉とはやや隔たりがあることを感じます。
その中で今回ご紹介するイタリアワイン、ロンガリコ リヴェルス 
http://aquavitae.ocnk.net/product/534
に使われているぶどう品種はネレッロ カップッチョといいます。
このネレッロというぶどうはイタリアとサルデーニャで植えられている2種類のぶどう品種につけられた名前です。
一つはネレッロ マスカレーゼ。こちらは主にシチリア東部のカターニャにあるマスカリという地域からつけられた名前です。そしてシチリア北東部、エトナ山周辺で栽培されています。
品種は本土のカラブリア、ギリシャから伝わってきたと言われています。味わいも確かにピノを思わせるきれいなルビー色、赤いベリーの果実、バニラやたばこ、甘草のニュアンス、http://aquavitae.ocnk.net/product/534t酸とややスパイシーな感じがあります。
2008年頃にはDNAの研究などでネレッロはサンジョベーゼの交配品種であるとも言われています。
もう一つのネレッロ カップッチョは以前、ネレッロ マスカレーゼなどに色調とアルコール感を加えるブレンディング用のぶどうとしてエトナ山周辺に植わっていました。
しかし、単独に用いられるワインはあまり見たことがありませんでした。
これまでネレッロと呼ばれるぶどうを使ったワインの試飲についてシチリア東部やナポリ周辺の火山灰土で造られているワインを多く試飲したせいか、カタイミネラル感を感じるワインが多かったのですが、今回はシチリア西部のトラーパニ県、アルカモで造られたワインであるせいか、土壌のキャラクターというより、気候による影響が大きい味わいの葡萄ができたというイメージでした。とてもチャーミングな味わいですが前に出ることなく控え目に食事をサポートしてくれます。飲んだ翌朝もすっきりと目覚めることができました。
カップッチョはカプチンフランシスコ修道会の僧のことですがぶどうの房を見るとカプチンのフードのような形をしていますね。
こんなキャラクターのあるワインも新しい味覚を与えてくれると思います。
ぜひお試しください。

ワインの味わいは歴史と土地だ。
今年最初のコラムになります。今年もよろしくお願いします。
年末年始も業務の合間に試飲とペアリングの研究をしておりました。
特に今回はナチュラル系のシチリアワイン、ロンガリコ、アルド・ヴィオラ、アレサンドロ・ヴィオラ、http://aquavitae.ocnk.net/product-list/20
フランス、コリウールのピック・ジョアン http://aquavitae.ocnk.net/product-list/15
をおしています。
こちらのワインはとにかく自然派で酸と果実のバランスがよく、イチゴのような赤果実をかじっているような錯覚にとらわれる味わいです。
赤もとても優しく肉料理だけでなく魚のグリルにも合います。これはシチリアやバニュルス シュル メールという場所柄なのでしょうか海の料理にもとてもマッチしたという印象です。
もちろん、翌朝も飲み過ぎたという体の疲れを感じずにすっきりした朝を迎えました。(個人の感想です。)

年始から元気に頑張っております。
今年もどうかよろしくお願いいたします。


シチリアは大陸だ
2016年12月30日 第二百六十二回配信
寒い日が続きます。こんな時には暑いところに行きたくなりますね。
そんなときには暑い場所のワインを飲んでイメージだけでも。
今回紹介するのはシチリア島のワイン。シチリアワインはこれまで東側のエリアのワインの紹介が多かったのですが今回は西側、パレルモあたりのワインです。
すでに人気のアイテムになっていますアレッサンドロ ヴィオラの友人、セルジオとルイージがアルカモにワイナリーを持っています。
このあたりは海の恵みを受けた土地で町の雰囲気もアフリカやアラビアを感じます。
そんなところで作られる料理と自然志向で造られ、ぶどう本来の味わいを引き出したワインは自分自身が自然の一部だと感じさせてくれます。

もう一つはアレッサンドロ ヴィオラの兄、アルド ヴィオラが造るシラー。
このエリアは昔からシラー種が造られていますが南仏やニューワールドのシラーとは全く別物の味わい。前述の環境の中に溶け込むようなフレッシュ感が心地よい味わいです。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/20

当店は年末年始も発送を承っています。お正月にもう一本!というときはご連絡お待ちしております。
よろしくお願いいたします。